複数変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:16 UTC 版)
可算名詞には単数形では不定冠詞をつけ、複数では語尾に「s」を付する。語が無声音で終わっていれば発音は /s/、有声音なら /z/ となる。歯擦音に終わる語ではes /ɨz/ を付する(例: dish/dishes)。また「f」/f/ で終わる語の中には /f/ が有声化し /v/ となる語があり、つづりの上では f を v に変えて es /z/ を加える(例: leaf/leaves)。o で終わる語は、その前の字が子音字の場合は es /z/ を加える(例: potato/potatoes、ただしzeroは例外的にzeros、patioは直前が子音字でないのでpatios)。y で終わる語は、その前の字が子音字の場合は y を i に変えて es を加える(例: company/companies、ただしkeyはyの直前が子音字でないのでkeys)。 一部の名詞は不規則に変化する。歴史的には、古英語時代にはさまざまな複数形の作り方があったのが、-s 形に統一されていったもので、これらの語は古形が残存したものであることが多い。 単複同形 (例: sheep、aircraft) 母音が変化するもの (例: man/men、foot/feet) -en がつくもの (例: ox/oxen、child/children) など ほかに、借用語では元の言語の変化方法に従うことが多い(例: medium/media、fungus/fungi)。
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