製法・構造・使用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 03:18 UTC 版)
「ラスブリカーゼ」の記事における「製法・構造・使用法」の解説
ラスブリカーゼはアスペルギルス・フラバス(英語版)のDNAのうち、尿酸オキシダーゼをコードしている部分を取り出し、それを出芽酵母に組み込むという方法で生産されている。こうして作られたラスブリカーゼも、一般的な尿酸オキシダーゼと同じく4つのサブユニットから成る4量体のタンパク質である。どのサブユニットも301個のアミノ酸からできており、組成式はC1523H2383N417O462S7で、分子量は約3万4151 (Da)である。これ4量体を形成しているので、ラスブリカーゼ全体では約13万6604 (Da)ほどである。なお、薬剤として使用されるラスブリカーゼは、無菌状態に精製されており、かつ、凍結乾燥されて白い粉状にされてある。これを専用の溶解液に溶かして静脈へ点滴して用いる。以上のような製造法を取っていることもあり、ラスブリカーゼは比較的高価な薬剤として知られている。
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