裸足の行列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 18:17 UTC 版)
「エルサレム攻囲戦 (1099年)」の記事における「裸足の行列」の解説
絶体絶命の危機にあった十字軍の士気をよみがえらせたのは、ペトルス・デジデリウス(Peter Desiderius)という司祭が幻視を体験したという話をした時だった。教皇使節アデマールの霊が彼のもとに現れ、ヨシュアがエリコの城壁を崩した故事にちなんで、3日間の断食の後、裸足で市壁の周りを行進すれば、9日以内に城壁は崩れると告げたのであった。 十字軍は3日間の断食(もっとも、すでに食べるものはなかった)を耐え、7月8日にエルサレム城外を巡る裸足の行進を行った。聖職者がトランペットを吹きならし、兵士らが讃美歌を歌って歩く奇妙な光景に、エルサレムの守備兵は当惑し嘲笑った。行進はオリーブ山で止まり、隠者ピエール、アルヌール、レーモン・ダジールらによる説教が行われた。
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