裏見滝とは? わかりやすく解説

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うらみ‐の‐たき【裏見の滝】

読み方:うらみのたき

流れ落ちる裏側から見ることのできる滝。栃木県日光市大谷(だいや)川の支流荒沢川にあるものが有名。


裏見滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 16:06 UTC 版)

裏見滝
所在地 栃木県日光市丹勢町
位置 北緯36度45分13.9秒 東経139度33分33.2秒 / 北緯36.753861度 東経139.559222度 / 36.753861; 139.559222
落差 19 m
滝幅 2 m
水系 利根川
プロジェクト 地形
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歌川広重

裏見滝(うらみたき)は栃木県日光市にある。「裏見ノ滝」と表記することもある[1]

安良沢国有林の中に位置し、大谷川の支流である荒沢川にある。高さ19m[1]。かつては滝の裏側に設けた道からも姿を見られたので、この名が付けられた。華厳滝霧降の滝とともに日光三名瀑の1つとされる[1](「奥日光名瀑三滝」は華厳ノ滝・竜頭の滝湯滝とされる)。

崖の上半分は板状の輝石安山岩第四紀)、下半分は流紋岩第三紀)からなり、その間に厚さ約2mの赤褐色の集塊岩がある。日光三名瀑の他の2つより規模は小さいが、中央の集塊岩が浸食された所に道を設けて滝を裏側から見ることが可能となっていたため、珍しい存在だった。

滝の裏には寛永元年(1624年)に出羽三山から迎えられたという不動明王像が現在もある。松尾芭蕉元禄2年(1689年)に裏見滝を訪れ、滝に関する記述と俳句奥の細道に残している。1902年(明治35年)に滝上部の岩が崩壊し[2]、裏から見ることができなくなった。芭蕉の句碑が国道120号の安良沢橋の脇に建てられている。

アクセス

脚注

  1. ^ a b c 日光ウォーキングガイド”. 日光旅ナビ(日光市観光協会). 2021年12月4日閲覧。
  2. ^ この年9月28日に来襲した足尾台風がもとになったといわれている。

参考文献

  • 『角川日本地名大辞典 9.栃木県』 角川書店、1989年


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