環境部 (中華民国)とは? わかりやすく解説

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環境部 (中華民国)

(行政院環境保護署 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/26 08:35 UTC 版)

環境部
環境部本部
各種表記
繁体字 環境部
簡体字 环境部
拼音 Huánjìng Bù
注音符号 ㄏㄨㄢˊ ㄐ|ㄥˋ ㄅㄨˋ
英文 Ministry of Environment
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環境部(かんきょうぶ)は中華民国台湾)の行政院に属す環境に関する業務全般を担当する官庁。日本環境省に相当する。

沿革

1947年、台湾省政府の成立に伴い、「衛生局」を拡充して「衛生処」を整備、公害地浅くと環境改善指導を担当する行政組織が誕生したのが「環境保護署」の前身である。1955年に衛生処は「台湾省環境衛生実験所」を設立し、上下水道及びゴミ問題、水質管理、大気汚染、放射能汚染及び騒音問題等、環境に関する内容の調査、研究、監督を担当するようになった。また産業界では、1970年2月には「経済部工業局」が設立され、第7組が工業排水、排気問題を担当するようになった。

1971年3月、行政院衛生署が成立し、その下に「環境衛生処」が設けられた。初期に処長に任じられた許整備、荘進源により、公共施設及び食品加工工場の衛生指導及び、廃棄物処理等の指導及び監督を行うと同時に、殺虫剤や各種公害問題の研究、指導を行うようになった。同時期に経済部でも「水資源統一規画委員会」が設置され、水質汚染の防止と対策を担当するようになった。

1979年4月、環境問題への関心が高まる中、行政院は「台湾地区環境保護方案」を策定し、環境保護を行政が組織的に行う方針を確認し、それに伴い1982年1月、「行政院衛生署環境衛生処」は「環境保護局」へと昇格し、荘進源が局中央に任命された。これにより「環境衛生処」が担当していた空気汚染及び環境衛生行政以外に、経済部が担当していた水質汚染問題、「警政署」が担当した交通騒音問題をも担当することとなり、同時に環境アセスメント、廃棄物及び毒性物質の管理業務を担当するようになった。1987年8月22日、「環境保護局」は 「環境保護署」と改称された。2023年8月22日、環境部へと昇格し現在に至っている。

組織

  • 環境部長
  • 環境部次長(政務次長2名、常務次長1名)
  • 主任秘書

内部部局

  • 総合計画司
  • 環境保護司
  • 大気環境司
  • 水質保護司
  • 監測情報司
  • 秘書処
  • 人事処
  • 会計処
  • 統計処
  • 法制処
  • 政風処

所属機関(外局)

歴代の長

歴代環保署長

  姓名 着任日 退任日
1 簡又新 1987年8月22日 1991年5月31日
2 趙少康 1991年6月1日 1992年11月18日
3 張隆盛 1992年11月19日 1996年6月9日
4 蔡勲雄 1996年6月10日 2000年5月19日
5 林俊義 2000年5月20日 2001年3月6日
6 郝龍斌 2001年3月7日 2003年10月6日
代理 張祖恩 2003年10月7日 2003年10月22日
7 張祖恩 2003年10月23日 2005年4月25日
代理 蔡丁貴 2005年4月25日 2005年6月7日
8 張国龍 2005年6月8日 2007年5月20日
9 陳重信 2007年5月20日 2008年5月20日
10 沈世宏 2008年5月20日 2014年3月2日
11 魏國彥 2014年3月3日 2016年5月19日
12 李應元 2016年5月20日 2018年12月3日
13 張子敬 2019年1月14日 2023年8月21日

環境部部長

  氏名 着任日 退任日
1 薛富盛中国語版 2023年8月22日 現任

関連項目

外部リンク




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