藤式部丞の語る女性体験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/05 04:46 UTC 版)
「藤式部丞 (源氏物語)」の記事における「藤式部丞の語る女性体験」の解説
「かしこき女」と呼ばれる女性との経験を語る。藤式部丞が文章生であった頃に師として学んでいた文章博士の娘のもとに通うことになり、父親である博士公認で正式な結婚を前提に付き合うことになった。その娘は才能ある人で、閨房の語らいにも、漢詩文を作ることなど朝廷に仕えるのに役立つ学問的なことを教えてくれて、感謝していたが、普段の語らいの中でも学問に関する問いかけをされることがたびたびあり、それに答えられないことが度々あったため心休まる妻としては考えられないようになり、次第に通う間隔が長くなった。久しぶりにたまたま訪れた際「今は風邪のため薬草を服しているので体から臭い匂いがする。匂いが抜けた頃にまた来てほしい」と言われたのを強引に会うとものすごい匂いがしたので逃げ出してしまいそれきりで関係が切れてしまった。
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