藤 由紀子とは? わかりやすく解説

藤由紀子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 01:57 UTC 版)

ふじ ゆきこ
藤 由紀子
『映画情報』1963年10月号(国際情報社)より
本名 柴田 幸子(旧姓:佐藤)
生年月日 (1942-12-17) 1942年12月17日
没年月日 2022年
出身地 日本東京都江東区
職業 女優
活動期間 1961年 - 1965年
配偶者 田宮二郎(1965年 - 1978年
著名な家族 柴田光太郎(長男)
田宮五郎(次男)
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藤 由紀子(ふじ ゆきこ、1942年12月17日 - 2022年[1])(80歳没)は、日本の元女優。本名:柴田 幸子。旧姓:佐藤(さとう)。東京都江東区出身。

来歴・人物

東京市城東区(現在の東京都江東区亀戸生まれ。松竹音楽舞踊学校を経て、松竹に入社。1961年の井上和男監督「熱愛者」で端役デビューし、同年木下惠介監督「永遠の人」で、主演の高峰秀子の娘役に抜擢される。エレガントな美貌で注目されたが、テレビドラマの出演を巡って会社と対立したことから1962年、松竹を退社。

フリーでテレビドラマ「人間の條件」などに出演した後、1962年12月に再デビューの形で大映に入社。大映でも大型新人として一フジ(藤由紀子)、二タキ(滝瑛子)、三スガタ(姿美千子と売り出され、特に企業間競争をテーマにしたサスペンス「黒シリーズ」では全11作中6本に出演、主演の田宮二郎と息の合ったコンビネーションを見せた。時代劇でも市川雷蔵主演の「手討」「剣」、勝新太郎主演の「駿河遊侠伝・破れ鉄火」などに出演し、大映映画に欠かせない顔と成りつつあったが、1965年5月、同じ大映の田宮と結婚し、映画界を去った。

田宮との間には二子をもうけた(長男は柴田光太郎、次男は田宮五郎)。また、3人の孫がいる(光太郎の子供)。田宮の死後は、「子供を育て上げることが田宮二郎の遺志であり、自分の喜びでもある」(柴田光太郎HPより)と、女手一つで子供たちを育て上げた。

田宮の死後、元麻布の自宅を解体した上で外国人向けのマンションを建て、オーナー兼管理をしていた。2012年、脳出血を患う[2]

2022年死去[1]

出演

映画

  • 熱愛者(1961年、松竹)
  • 永遠の人(1961年、松竹)
  • めぐり逢う日まで(1961年、松竹)  
  • 晴子の応援団長(1962年、松竹)  
  • 停年退職(1963年、大映)
  • 夜の配当(1963年、大映)  
  • 黒の駐車場(1963年、大映) 
  • 手討(1963年、大映)  
  • 黒の死球(1963年、大映)
  • 黒の商標(1963年、大映)
  • 妖僧(1963年、大映) 
  • 黒の爆走(1964年、大映)  
  • 黒の切り札(1964年、大映)  
  • 黒の超特急(1964年、大映)  
  • 犯罪教室(1964年、大映)
  • 海底犯罪No.1(1964年、大映)
  • (1964年、大映) 
  • 忍びの者 続・霧隠才蔵(1964年、大映) 
  • 駿河遊侠伝・破れ鉄火(1964年、大映)
  • 殺られる前に殺れ(1964年、大映)
  • 乞食大将 (1964年、大映)  
  • 駿河遊侠伝・度胸がらす(1965年、大映)

テレビドラマ

脚注

  1. ^ a b 愕然としています。”. 中島賢 映画が中心のブログです! (2022年12月8日). 2022年12月9日閲覧。
  2. ^ 「独占! 追悼秘話 長男・柴田光太郎が語る(父)田宮二郎と(弟)五郎 弟は父のように頑張って…」『サンデー毎日』第93巻第56号、毎日新聞出版、2014年12月14日、146頁、ISSN 00395234 

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