薬疹の治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 22:20 UTC 版)
重症型に移行した場合は死にも至るので治療は始めなければならない。治療としてはまずは原因と思われる薬剤(思い切って全部)の投与を中止する。アナフィラキシーショック型(例えばTEN)には気道確保、副腎ステロイドやアドレナリン投与、輸液といった全身管理が必要となる。発疹に対しては症状に応じて副腎ステロイドや抗ヒスタミン薬の内服を行う。最近、原因薬内服開始数ヵ月後に遅発性に発症し、肝・腎など多臓器症状を伴う重症薬疹、過敏症候群が注目されている。HHV-6の再活性化の関与が報告されており、皮疹発症2-3週後に抗体価の急上昇を認める、ステロイドが奏功するが、急激な減量・中止は好ましくない。
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