薬疹の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 22:20 UTC 版)
抗生物質、消炎鎮痛薬、高血圧治療薬、中枢神経作用薬は薬疹を引き起こしやすいとされる。また薬疹のパターンは13種ほど知られており、移行があるとはいえ個々の薬剤で起こしやすいパターンは決まっている。13種とは中毒性表皮壊死症 (TEN)、スティーブンス・ジョンソン症候群(粘膜・皮膚・眼症候群)、多形紅斑、紅斑丘疹、蕁麻疹、皮膚炎、紅皮症、扁平苔癬、紫斑、光線過敏、全身性エリテマトーデス、固定薬疹、天疱瘡の13種である。薬物によって出やすい型というものもある。頻度としては紅斑丘疹型が50パーセントと最も多く、ついで多形紅斑型、固定疹型となっている。また、典型的には薬疹は薬剤投与開始1-2週間後に全身性、対称性の紅斑として認められる場合が多い。
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