薬用ラン
◇薬用ランの例
名 称 | 効 能 な ど |
①Den. moniliforme (セッコク) |
健胃、糖尿、解熱、消炎、強壮、美声。 「スクナヒコノクスネ(少名彦命薬根)」の古名がある。 少名彦命とは、王朝医薬の祖神。 岩場に自生することから「イワグスリ(岩薬)」 とも言われた。生薬「石斛」と呼ばれる。 |
②Gastrodia elata (オニノヤガラ) |
鎮痛、鎮痙。 生薬「テンマ(天麻)」と呼ばれる。 |
③Bletilla striata (シラン・紫蘭) |
止血、やけど、ひび、あかぎれ。 生薬「ビクキュウ(白笈)」と呼ばれる。 |
④Cremastra appendiculata (サイハイラン) |
胃腸カタルなどの粘滑緩和薬。 |
⑤Dactylorhiza aristata (ハクサンチドリ) |
胃炎に効く。 |
⑥Vanilla madagascariensis | 強壮剤。 |
⑦Vanilla griffithii | 解熱剤、育毛剤。 |
⑧Gymnadenia conopsea | 赤痢を治す。 |
⑨Arethusa bulbosa | 歯痛に効く。 |
⑩Epipactis latifolia | 関節炎に効く。 |
⑪Orchis | 17世紀のヨーロッパで強性剤として用いられた。 |
⑫サレップ(salep) | ラン科植物の球根を煮て、乾燥させた生薬。 媚薬・強精剤として利用された。 |
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