葉圏微生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 06:53 UTC 版)
葉圏には細菌や酵母、糸状菌、真菌、植物ウイルス、古細菌、粘菌、緑藻類、コケ、地衣類、シダ、原生動物などが生息する。葉圏微生物で最もバイオマス量が大きいのは細菌である。その存在量は、培養可能な細菌だけでも一般的な植物の葉の表面積1 cm当たり106-107cellsに及ぶ。葉圏の細菌群は多様であり、植物病原菌(氷核活性細菌を含む)、拮抗菌、植物ホルモン産生菌、フェノール分解菌、窒素固定菌などを含む。これら細菌群の分布と細胞数は植物の健康や生態系での物質循環に重要であると考えられている。
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