萼部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 02:11 UTC 版)
茎の先端にこの動物の本体部分に当たる、触手の並んだ部分があり、これを萼部(calyx、萼虫とも)という。萼部は鈴状で、直径が約165μm、幅は97μm、腹面側が斜めに平らになっている。前端に11-13本の触手が円形に配置し、触手冠を構成する。触手の長さは約70μmで、その内側の上の方に肛門が、下の方に口が配置する。 触手冠は茎の軸に対して45°の角度になっている。触手表面には長さ20μmほどの繊毛が生えているが、触手の背面にはない。触手はちょっとした刺激でも内側に丸まる。萼部の外側は透明なキチン質に覆われ、内部構造は透けて見える。
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