荊柏(けいはく)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:31 UTC 版)
茨のような植物。荒地でも放任したままよく育ち、春から秋までの長い間、季節を問わず白い花をつける。花は落ちて鶉の卵ほどの実を結ぶ。この実を乾燥させると火持ちが良い炭の代わりになる。元は黄海のみに生息する植物で、驍宗が路木に願い、戴でも育つ荊柏を得た。故に民からは「鴻基におられた尊い方が 恵んでくれた慈しみ」という意味で誰とも無く『鴻慈』(こうじ)と呼ぶようになった。驍宗失踪後、国の安寧を願う民が祠廟に手向けるようになり、沢山の荊柏が祠廟に納められていると言う。
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