自衛隊への売り込み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/22 14:25 UTC 版)
1990年代には航空自衛隊が使用するT-3が老朽化したため、製造元の富士重工では後継機としてT-7の開発を進めていたが、1998年末にUS-1A改開発の際、富士重工役員と防衛庁政務次官の汚職が発覚した。防衛庁ではイメージ悪化を避けるため、公正な入札をアピールすべく次期初等練習機は国際競争入札としたことから、ピラタスはPC-7 Mk.IIで応募したものの、2000年9月に富士重工の採用が決定した。この決定に対し、防衛庁が採用理由の十分な説明をしなかった為、ピラタスが不当採用として告訴すると主張した。防衛庁は再度説明をすることで告訴は見送られた。
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