自己資本構成項目から見たバーゼルIIとバーゼルIIIの相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:40 UTC 版)
「国際決済銀行」の記事における「自己資本構成項目から見たバーゼルIIとバーゼルIIIの相違」の解説
以下BISに基づく。バーゼルIIは次の通り。 コアTierI - 普通株と内部留保 コアでないTierI - 優先株と優先出資証券 TierIの控除項目 - その他有価証券評価損、のれん、繰延税金資産超過額(TierI 20%超)、自己株式、国内銀行等の連結外子会社出資 TierII - 劣後債・劣後ローン、土地再評価差額金の45%、その他の有価証券評価差額(45%)、一般貸倒引当金(上限あり) TierIII - 短期劣後債・ローン バーゼルIIIは次のように厳しさが増しているが、経過措置の上でさらに厳しさを増す項目もある。 コアTierI - 普通株、内部留保、その他包括利益 コアでないTierI - 優先株、高い損失吸収力を持つ資本証券 ※経過措置の上で質を高める方向※ TierIの控除項目 - のれん、繰延税金資産(欠損金)、自己株式、無形固定資産、国内外金融機関出資、年金資産、他 TierII - 劣後債・劣後ローン(高い損失吸収力のあるものに限定)、一般貸倒引当金 ※経過措置の上で質を高める方向※ TierIII - 廃止
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