自動運転バス定常運行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 00:10 UTC 版)
2019年11月、東北地方で行われていた自動運転バスの実証実験の記事をみつけ、実証実験の事業者にコンタクトを取り、定常運転の実現に向けた定規を開始し、翌年1月の町議会で予算が承認された。自動運転を導入する際には多額の資金が必要になるが、橋本の指揮によって、ふるさと納税や太陽光売電による収入で財源を確保していた。 2020年11月、自動運転の定常運行の出発式と試乗会が開催された際、「境町は鉄道の駅はなく、車がないと生活ができない。我々が挑戦するこの取り組みが地方の課題を解決するモデルケースになれば」と期待を述べる一方で、「目指しているのは、境町はずっと住み続けられる町だという安心感をもってもらうこと。自動運転バスはその手段のひとつにすぎない」と述べている。 自動運転バスの事業のみで採算はとれていないが、自動運転バスを目当ての観光客や自動運転バスの車検を地元の自動車整備工場が行うなどで地元に経済効果を生み出している。この経済効果について「全国に先駆けて自動運転バスを実用化したことで注目を集めているというPR効果も絶大だ。企業が本社機能を境町に移すという動きもある」と述べている。
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