腹部超音波でよく用いられる探触子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:59 UTC 版)
「腹部超音波検査」の記事における「腹部超音波でよく用いられる探触子」の解説
探触子(プローブ)としてはコンベックス型、セクタ型、リニア型が多い。プローブによって扱えるプログラム(アプリケーションやモード)が異なることが多く、一概にどれがよいとは言えないが、コンベックス型が腹部のスクリーニング診察ではもっともよく使われる。 コンベックス型 腹部超音波検査として最も一般的なプローブである。扇形のスキャン面(トランスデューサ)であるため、ある程度の接地面で広角の観察が可能である。 セクタ型 扇形の広角のスキャン面をもち接地面がきわめて小さいのが特徴である。主に心臓超音波検査で用いるプローブである。肋間走査で用いることが多い。コンベックス型と併用することで肝のドーム構造といった死角をかなり少なくすることができる。振動素子が少ないため画質が悪く、深部の観察には不向きである。 リニア型 長方形のスキャン面をもつ。コンベックス型、セクタ型では不向きな近距離の画質が良好であるため、浅部の観察に適している。
※この「腹部超音波でよく用いられる探触子」の解説は、「腹部超音波検査」の解説の一部です。
「腹部超音波でよく用いられる探触子」を含む「腹部超音波検査」の記事については、「腹部超音波検査」の概要を参照ください。
- 腹部超音波でよく用いられる探触子のページへのリンク