能動型磁気軸受
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 04:47 UTC 版)
能動型磁気軸受(active magnetic bearing, AMB)は常電導電磁石の吸引力を利用した磁気軸受である。もっとも広く使われている磁気軸受である。能動型磁気軸受は、回転体を安定に支持するために変位センサと制御システムが必要で、高価である。通常は、制御システムの異常時のために緊急用の補助軸受(タッチダウンベアリング)を備える。また、バックアップバッテリーを備えており、停電時に安全に回転を停止させる。制御システムの付加機能として、軸受の負荷などをモニタリングすることができる。 定常的に吸引力を発生させるために永久磁石を併用したハイブリッド方式も提案されている。また、電磁石によって変位測定を行うセルフセンシング(変位センサレス)方式や、電動機と磁気軸受を一体化した、セルフベアリング(ベアリングレス)方式なども提案されている。
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