肺アスペルギローマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:57 UTC 版)
肺アスペルギローマは原則として、肺に既存の病変(主に空洞性)が存在する患者に発症する。肺アスペルギローマを発症する既存の肺病変としては、陳旧性肺結核が最も多い。その他気管支拡張症、肺嚢胞、胸部術後などでも発症する。喀血、血痰認められることも有るものの、長期間無症状のことが多い。外科的切除が原則であり、切除不能例では抗真菌薬の全身投与がされる。アスペルギローマを有する患者で有症状の場合は、慢性壊死性肺アスペルギルス症(CNPA)の基準に合致しないか検討が必要である。
※この「肺アスペルギローマ」の解説は、「抗真菌薬」の解説の一部です。
「肺アスペルギローマ」を含む「抗真菌薬」の記事については、「抗真菌薬」の概要を参照ください。
- 肺アスペルギローマのページへのリンク