聖路加国際病院
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聖路加国際病院（せいるかこくさいびょういん、英語: St. Luke's International Hospital）は、東京都中央区にある病院である。事業主体は、日本聖公会系列の学校法人聖路加国際大学。なお、「せいろかこくさいびょういん」は正式な読みではない（後述）。
注釈
- ^ 「医療社会事業科」については、日本の医療ソーシャルワーカーの第1号は浅賀ふさで、1929年、アメリカで学んだ浅賀が聖路加国際病院に勤務したことから日本の医療社会事業の歴史が始まったという背景がある。明治期には困窮者に医療を提供しつづけたことで明治天皇から褒状と花輪が贈られた。
- ^ 聖路加国際病院は東京都知事を主務官庁として特例財団法人としての登録名称には、「セイルカコクサイビヨウイン」という振り仮名となっている。
- ^ 文部科学省等に「セイルカコクサイダイガク」という読みで登録されている。
- ^ 同レジデンスを運営している株式会社聖ルカレジデンスが「ルカ」を片仮名表記している。
- ^ 後藤新平（逓信大臣）が、桂太郎首相へトイスラーの聖路加の国際病院化計画を伝え、計画の正式な認可が与えられることとなった。トイスラーと後藤を引き合わせたのは、トイスラー夫人の知り合いで、後藤と同郷の新渡戸稲造であった。また東京市長の尾崎行雄は、トイスラーの計画が市にとって有益であると賛同し、1912年7月に新たに東京市長に就任した阪谷芳郎も、尾崎の考えを継承した。
- ^ 特にトイスラーのいとこでもあったウィルソン大統領夫人(英語版)は計画に大きな関心を示し、25万円の寄付を行うほどであった。
- ^ 会長には1903年から1905年まで駐日アメリカ大使をつとめたグリスコム（Lloyd C. Griscom）が就任。その他メンバーには著名な東洋学者やフィランソロピスト、外交官が含まれていた
- ^ 大隈重信は前年の1913年（大正2年）から聖路加病院への援助方法の検討を進め、1914年（大正3年）4月に第二次大隈内閣が発足すると、聖路加の国際病院化計画は本格化していく。同年7月に、大隈は首相官邸に名士・実業家・閣僚・政府高官など28名を招き、「大日本国際病院設立評議会」が発足するに至った。
- ^ 大正天皇から5万円の下賜金があり、阪井徳太郎の尽力で、三井家、岩崎家からは、各5万円の計10万円の寄付を受けた。その他朝野の有志より10万円の寄付もあった。
- ^ 診療科目は，内科，外科，産婦人科，皮膚科，泌尿器科，耳鼻科，眼科，歯科，Ｘ線科を擁していた。
- ^ 募金活動が成功した背景には、聖路加国際病院が米国聖公会の伝道事業であり、大富豪であるロックフェラー財団やモルガン財団が全面的に協力したことがあった。
出典
- ^ a b c d 藤本大士「医療宣教師トイスラーの文化外交 : 1911‐1917年の聖路加病院国際病院化計画における日米政財界の協力」『アメリカ太平洋研究』第20号、東京大学大学院総合文化研究科附属グローバル地域研究機構アメリカ太平洋地域研究センター、2020年3月、75-91頁、ISSN 1346-2989。
- ^ デジタル版『渋沢栄一伝記資料』 『第36巻(DK360074k) 本文』 1928年（昭和3年）
- ^ デジタル版『渋沢栄一伝記資料』 『第36巻(DK360078k) 本文』 1930年（昭和5年）
- ^ 週刊ダイヤモンド2007年4月7日特大号の特集記事内「8000人が選んだベスト病院ランキング」総合第1位
- ^ 行きたい病院・満足した病院ランキング goo Researchと読売ウィークリーの調査：「行きたい病院」2位、満足度3位（いずれも東京都内）
- ^ 週刊医学界新聞第2495号 研修医採用戦線異常なし?
- ^ JCIホームページ（認定機関一覧）
- ^ 国際的な医療機能評価（JCI）認証取得
- ^ Newsweek (2019年3月29日). “Best Hospitals - Japan” (英語). Newsweek. 2019年6月18日閲覧。
- ^ ルイス・G.レッドストーン編 田中一夫訳 『病院と医療施設』 啓学出版 現代建築集成
- ^ 聖路加国際病院 救命救急センター『業績集 1997-2007』
- ^ NHKスペシャル『こども 輝けいのち』ISBN 4-1408-0813-6
- ^ アンテナ22#2006年 「実録 ナースのお仕事・救命センター新人奮闘記」
- ^ 藤森照信『建築探偵 奇想天外』朝日文庫 ISBN 4-02-261181-2
- ^ 参考：en:St Luke's Hospital
- ^ a b c d e f g 聖路加病院はいつ誕生したか ―築地外国人居留地の歴史に関連して― 筑波学院大学紀要第13集 川崎晴朗 (PDF)
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- ^ 築地居留地研究会『築地時代の工手学校―工学院大学のルーツ』 (PDF)
- ^ a b c d e f ビジネスクリエーター研究・創刊号『病院組織の発展段階モデルの検証―聖路加国際病院の事例研究』羽田明浩 立教大学大学院 2009年11月 (PDF)
- ^ a b c d e f 公式サイト：聖路加国際病院>病院紹介>沿革
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- ^ 『75周年記念特集 フットボールの父 ポール・ラッシュの真実』関東学生アメリカンフットボール連盟
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- ^ JBCT 認定研修施設一覧
- ^ 日本臨床腫瘍学会：研修施設名簿
- ^ 日本臨床検査医学会全国認定研修施設名簿
- ^ 循環器研修施設・研修関連施設検索
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- ^ 認定研修施設および指導責任医一覧
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- ^ 日本麻酔科学会 - 認定病院詳細
- ^ 社団法人日本口腔外科学会 - 研修施設一覧
- ^ 認定医・指導医・認定研修歯科診療施設一覧
- ^ がん専門薬剤師研修施設一覧
- ^ 日本医療薬学会研修施設一覧
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- ^ “聖路加病院とチャプレンに１１０万円の賠償命令 元患者の女性が性被害訴え”. クリスチャントゥデイ 2022.12.23. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “立教と聖路加のつながり-築地から世界へ-立教学院展示館”. 立教大学 (2018年1月17日). 2020年5月23日閲覧。
[続きの解説]
「聖路加国際病院」の続きの解説一覧
- 1 聖路加国際病院とは
- 2 聖路加国際病院の概要
- 3 病院の名称
- 4 戦時中のエピソード
- 5 関連項目
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