耗弱
読み方:こうじゃく
「耗弱」とは、すり減って弱ることである。もっぱら刑法において「心神耗弱」という表現で用いられ、「判断力・自制力・責任力などが正常に機能しなくなっているさま」を指す意味で用いられる。
「心神」は、心や精神の総称である。「心神耗弱」は刑法第39条において、「心神喪失」と対比する形で規定されている。「心神喪失」は「心神が正常な機能を全く失っている状態」である。刑法では、心神喪失者の行為は「罰しない」旨が規定されている。また、「心神耗弱」は、「心神の正常な機能が著しく低下している状態」である。刑法では、心神耗弱者の行為は「その刑を減軽する」と規定されている。心神喪失および心神耗弱は、刑事事件において被告の量刑を左右しうる。心神喪失か心神耗弱の状態であったことが認められれば、被告は有罪になったとしても減刑されうる。そのため、被告の弁護人が「被告は心神喪失もしくは心神耗弱の状態にあった」と主張する場合がある。
「耗弱」とは、すり減って弱ることである。もっぱら刑法において「心神耗弱」という表現で用いられ、「判断力・自制力・責任力などが正常に機能しなくなっているさま」を指す意味で用いられる。
「心神」は、心や精神の総称である。「心神耗弱」は刑法第39条において、「心神喪失」と対比する形で規定されている。「心神喪失」は「心神が正常な機能を全く失っている状態」である。刑法では、心神喪失者の行為は「罰しない」旨が規定されている。また、「心神耗弱」は、「心神の正常な機能が著しく低下している状態」である。刑法では、心神耗弱者の行為は「その刑を減軽する」と規定されている。心神喪失および心神耗弱は、刑事事件において被告の量刑を左右しうる。心神喪失か心神耗弱の状態であったことが認められれば、被告は有罪になったとしても減刑されうる。そのため、被告の弁護人が「被告は心神喪失もしくは心神耗弱の状態にあった」と主張する場合がある。
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