羅生門蔓とは? わかりやすく解説

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らしょうもん‐かずら〔ラシヤウモンかづら〕【羅生門×蔓】

読み方:らしょうもんかずら

シソ科多年草山野生え、高さ1530センチ心臓形で、対生4、5月ごろ上部に、紫色の唇形の花が並んでつく。名は、花の形を羅生門羅城門)で切り落とされたという鬼の腕になぞらえたことによる。《 春》

羅生門蔓の画像
撮影広瀬雅敏

羅生門蔓

読み方:ラショウモンカズラ(rashoumonkazura)

シソ科多年草

学名 Meehania urticifolia


羅生門蔓

読み方:ラショウモンカズラ(rashoumonkazura)

シソ科多年草四、五月ごろ紫色大きな美しい花をつける

季節

分類 植物


ラショウモンカズラ

(羅生門蔓 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 16:59 UTC 版)

ラショウモンカズラ
福島県会津地方 2008年5月 
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: ラショウモンカズラ属 Meehania
: ラショウモンカズラ M. urticifolia
学名
Meehania urticifolia (Miq.) Makino
シノニム
  • Dracocephalum urticifolium Miq.[1]
和名
ラショウモンカズラ

ラショウモンカズラ(羅生門蔓[2]、羅生門葛、学名: Meehania urticifolia )は、シソ科ラショウモンカズラ属多年草

特徴

は直立して高さは15-30cmになり、長い毛がまばらにはえ、草全体に芳香がある。花後、地上を這う長い走出枝を茎の下から出す。は対生し、長さ2-3cmの葉柄があり、形は三角状心形で、長さ2-5cm、幅2-3.5cmになり、葉の縁はあらい鈍鋸歯になり、基部は心形になる。

花期は4-5月。は長さ約13mmの筒状になり、15脈あって先端は浅く5裂し、まばらに開出毛がはえる。花は唇形の鮮やかな紫色で、2-3個のまとまりになって数段につける。花冠は長さ4-5cmになり、上唇は短く2裂し、下唇は3裂しその中央裂片は大きく、下方に反り返って2つに浅く裂け、白地に濃紫色の模様があり、のど部の先端に開出する長毛がある。花の付け根につく包葉は、最下のものは葉とほぼ同じで、上にゆくと小さくなる。萼片は花より濃い赤紫色で花後も目立つ。

分布と生育環境

日本では本州、四国、九州に、日本国外では朝鮮半島、中国に分布し、山地の林内の湿った場所や渓流沿いに自生する。

名前の由来

名前はこの花を、渡辺綱羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされる。

ギャラリー

近縁種

  • オチフジ(落藤、学名:Meehania montis-koyae

脚注

出典

  1. ^ Dracocephalum urticifolium Miq.” (英語). www.gbif.org. 2025年3月15日閲覧。
  2. ^ 小項目事典,百科事典マイペディア, 改訂新版 世界大百科事典,日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典. “ラショウモンカズラとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年3月15日閲覧。

参考文献


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