縄文中期の遺構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 01:12 UTC 版)
遺跡中央の平坦地に中期中葉を中心とする集落遺構がある。集落の規模は南北約60メートル、東西約70メートルで、南西方向が開いた馬蹄形をなす。竪穴式住居跡13軒が検出され、うち8軒が中期中葉、3軒が中期後葉、残る2軒は正確な時期不明となっている。住居跡にともなう炉は、土器埋設石囲炉2基、土器敷石囲炉1基(以上中期中葉)、複式炉とみられるもの3基、地床炉または石囲炉1基(以上中期後葉)となっている。中期の遺物としては土器のほかに硬玉製の小珠1個、大珠2個が出土している。
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