結節性甲状腺疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/23 05:51 UTC 版)
結節性甲状腺疾患で最も重要な疾患は甲状腺の腫瘍である。甲状腺癌では約1cm以下の乳頭癌(微小乳頭癌)を除き細胞診で悪性の所見が得られれば原則は手術である。健康診断や人間ドックでは約13%の被験者で甲状腺結節が偶発的に発見される。このなかで悪性腫瘍である確率は3%程度である。長経が5mm以下ならば仮に悪性腫瘍であっても臨床的に問題にならないことがおおいため細胞診を行わず経過観察することもある。あくまで目安であるが5mmから10mmの範囲では超音波所見で悪性が疑われた場合は細胞診を良性が疑われた場合は経過観察になることが多い。11mmから20mmでは嚢胞成分のみならば経過観察、充実成分があれば細胞診を行う。21mm以上ならば細胞診を行う。 嚢胞 濾胞腺腫 腺腫様甲状腺腫 乳頭癌 濾胞癌 未分化癌 髄様癌 悪性リンパ腫
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