結城を称する大夫等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 14:28 UTC 版)
結城座および結城孫三郎との関連性は不明だが、ここまで名前が挙がらなかった結城姓を名乗る太夫等は次の通り。 『嬉遊笑覧』によれば、筑波山下の辺鄙な場所に住み常陸祭文を演じた結城重太夫を名乗る太夫がいた。天明の頃に江戸本芝3丁目の清水治兵衛出版元から正本を出し江戸では売らず地方で売っていたようで、後に結城を名乗ることに障りがあったのか名を天満重太夫と改めた。結城を名乗っているにもかかわらず説経浄瑠璃は語らず、日本一流の祭文を自称し、専ら歌祭文やチョボクレおよび義太夫節などが混ぜ合わされたものを演じており聞くに堪えなかったとある。上州祭文、浪花節との関連性を記述している。
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