細川幽斎と源氏物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 10:16 UTC 版)
「幽斎本源氏物語」の記事における「細川幽斎と源氏物語」の解説
細川幽斎は、足利家・織田家・豊臣家・徳川家に仕えた戦国時代から安土桃山時代にかけての武将であるが、文人としても優れた業績を残しており、古今伝授を受けるなど当代一流の文人としても知られていた。『源氏物語』に関しても、『源氏物語』の本文全文を含まない注釈書としては最も大部なものである『岷江入楚』の成立に深く関わっており、同書は中院通勝が不興を買って丹後に出奔した際、幽斎に出会い、同人の要請を受けて記したものであり、『岷江入楚』という書名も幽斎の命名であるとされている。また幽斎の『源氏物語』研究のために幽斎の依頼によって書写された、当時の数多くの注釈書が現在も永青文庫に残されている。
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