紙本著色渡唐天神像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 08:00 UTC 版)
「長禅寺 (甲府市)」の記事における「紙本著色渡唐天神像」の解説
県内にも数多く残されている室町時代の渡唐天神像図のひとつであるが、礼拝対像としての類型とは異なる作例。ふっくらとした顔立ちに小ぶりな目と短い髭を持つ人間的表情で描かれ、左手に下を向けた梅の小枝を持ち、正面を向いているがやや重心が左に崩れた姿で描かれている。画中上部には七言絶句による賛文がある。 同時代には同じく渡唐天神を人間的に描いた雪舟の作例もある。作者は落款によれば武田信廉の筆であると考えられており、同様の作風である狩野元信の影響が指摘されている。
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