純硝酸の性質とは? わかりやすく解説

純硝酸の性質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:11 UTC 版)

硝酸」の記事における「純硝酸の性質」の解説

純粋な遊離酸0 ℃硝酸カリウムと純硫酸反応させ、真空蒸留により単離することが可能である。 KNO 3 + H 2 SO 4HNO 3 + KHSO 4 {\displaystyle {\ce {KNO3 + H2SO4 -> HNO3 + KHSO4}}} しかし不安定であり光反応などにより分解し二酸化窒素などを発生させる。 純硝酸遊離酸として知られているものの中ではもっとも強く自己解離し、さらに生成するリオニウムイオン脱水されニトロイルイオンとなり、その平衡定数25 で以下のようである 2 HNO 3 ↽ − − ⇀ H 2 NO 3 + + NO 3 − {\displaystyle {\ce {2 HNO3 <=> H2NO3^+ + NO3^-}}} H 2 NO 3 + ↽ − − ⇀ NO 2 + + H 2 O {\displaystyle {\ce {H2NO3^+ <=> NO2^+ + H2O}}} K = [ NO 2 + ] [ NO 3 − ] [ H 2 O ]   =   7 × 10 − 2 mol 3   dm − 3 {\displaystyle {\ce {K=[NO2^{+}][NO3^{-}][H2O]\ =\ 7\times 10^{-2}mol^{3}~dm^{-3}}}} 高い電気伝導度示し25 における比電気伝導度は 3.72 × 10−2 Ω−1 cm−1 であり、純硫酸よりさらに高い。 また、硝酸ハメットの酸度関数H 0 = − 6.3 であり純硫酸などに比べるとかなり酸性度は低い。

※この「純硝酸の性質」の解説は、「硝酸」の解説の一部です。
「純硝酸の性質」を含む「硝酸」の記事については、「硝酸」の概要を参照ください。

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