純化定理とは? わかりやすく解説

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純化定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/24 23:42 UTC 版)

ゲーム理論における純化定理 (じゅんかていり,: purification theorem) は,ノーベル賞受賞者ジョン・ハーサニの 1973 年論文[1]による貢献である.この定理は,混合戦略ナッシュ均衡において,各プレーヤーは正確率で選ぶすべての行動について完全に無差別であるにもかかわらず,他のプレーヤーにとっても無差別にするためにそれらの行動を混合している,という不可解な側面について正当化することを狙ったものである.




  1. ^ J.C. Harsanyi. 1973. "Games with randomly disturbed payoffs: a new rationale for mixed-strategy equilibrium points. Int. J. Game Theory 2 (1973), pp. 1–23.
  2. ^ R. Aumann, et al. 1983. "Approximate Purificaton of Mixed Strategies. Mathematics of Operations Research 8 (1983), pp. 327–341.
  3. ^ Govindan, S., Reny, P.J. and Robson, A.J. 2003. "A Short Proof of Harsanyi's Purification Theorem. Games and Economic Behavior v45,n2 (2003), pp.369-374.
  4. ^ Fudenberg, Drew and Jean Tirole: Game Theory, MIT Press, 1991, pp. 233-234


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