納池公園とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 納池公園の意味・解説 

納池公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/22 14:03 UTC 版)

納池公園(のいけこうえん)は、大分県竹田市久住町にある公園。「納池」として国の名勝に指定されている[1][2]

概要

久住高原の東南部に位置し、南北約250m、東西約50mと南北に細長い総面積約1.2haの日本式の公園である。日量7,500m3湧水が湧きだし、公園の約3分の1を占める細長いとなっている。池の周囲にはスギタブカシなどの大木が生い茂り幽玄な趣を醸していたが、2004年の台風16号18号のために多くの木が倒れ、様相が変わっており、2007年には改修工事が行われている。公園内の東側には納池神社がある。

大友氏の支族で14世紀~16世紀にこの地域を支配した志賀氏の遊楽地に利用されたのにはじまり、江戸時代初期には肥後藩加藤清正が公衆のための遊楽地としたと伝えられる。

日本で初めて近代的な公園制度が設けられたのは、1873年(明治6年)の太政官布告第16号によるが、納池公園はその際に東京の上野公園、京都の嵐山などとともに公園に指定された由緒のある公園でもある。また、1924年(大正13年)には大分県13景の一つに選ばれている。

1933年(昭和18年)7月13日に大分県指定名勝第1号に指定され、2025年(令和7年)3月10日に国の名勝に指定されている。

脚注

  1. ^ 文化審議会の答申(史跡名勝天然記念物の指定等)(文化庁報道発表 、2024年12月20日)。
  2. ^ 令和7年3月10日文部科学省告示第27号。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「納池公園」の関連用語

納池公園のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



納池公園のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの納池公園 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS