紅梅野球カード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 06:17 UTC 版)
1947年(昭和22年)に設立された紅梅食品(のちに紅梅製菓に社名変更)が菓子類の販売統制の解禁とともに、販売したキャラメルにおまけとして添付された野球カードがあった。この野球カードは読売巨人軍の選手のプロマイドとなっており、ピッチャー、キャッチャー、内野手、外野手の計10人のカードを集めることにより、様々な景品ともれなく交換が可能というものであった。「野球は巨人、キャラメルは紅梅」のコピーで販売したキャラメルは、交換できる賞品の魅力もありヒット商品となった。これらのカードは全て同じ確率ででるわけではなく、一部のカード(特に水原監督のカード)の出現率が非常に低かった。そのようなカードの添付が1952年公正取引委員会に問題視され、1953年には紅梅キャラメルの万引きグループが出たこともあり、不買運動が発生する。その結果、1954年(昭和29年)には操業停止となった。
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