等価コーナリングパワー
タイヤのコーナリングパワーと横滑り角の関4系を、サスペンションとステアリング系のコンプライアンスステアや、ロールステアによる実舵角変化を含めた特性として表現したものをいう。特性が複雑に絡むコーナリング特性を、詳細なサスペンションモデルを用いない簡易モデルにおいて解析するための中間パラメーターとして利用され、車両諸元やサスペンションの特性の異なる各車を共通の土俵で議論できるようになる。また、設計上も、目標とする等価コーナリンクーパワーを設定したうえで、コンプライアンスステア、ロールステア、キャンバー角変化などを最適に設計するうえで有効といわれている。さらに、周波数領域に拡張すれば複素コーナリングパワーとなる。
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