第4腕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 03:49 UTC 版)
第4腕 (fourth arm, ventral arm)は他の腕と違い、唯一最も腹側に位置する1対の腕(ventral pair)である。しばしばⅣと略記される。 世界最小級であるヒメイカ Idiosepius paradoxus (Ortmann, 1881)では、左右両第4腕とも交接腕化するが、うち右第4腕には肉襞が見られ、左第4腕の先端には半月形の膜を生じる。 イカでは左第4腕が交接腕化することが多い。アオリイカ Sepioteurhis lessoniana Férussac, 1831, in Lesson, 1830-1831では、雄左第4腕の先端1/4の吸盤が消失し、円錐形の肉質突起が2列に並んで交接腕となる。
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