腕長式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 03:49 UTC 版)
腕長式(わんちょうしき、arm formula)は4対の腕の相対的な長さを降順に並べたもの。Ⅳ>Ⅲ>Ⅱ>Ⅰのように、最も長い腕を最初に、最も短い腕を最後に並べる。また、第4腕が最長で第2腕、第3腕が等長、そして第1腕が最短であるときⅣ>Ⅲ=Ⅱ>Ⅰのように表す。八腕類(タコ)では、第3腕は交接腕でない方を腕長式に用いる。 表記方法にはバリエーションがあり、Sasaki (1929)や奥谷ら (1987)などでは、算用数字を使って1>4>2>3のように表される。また、1>2>3≒4のように「≒」を用いてほぼ等長を表したり、1>2≧3≧4のように「≧」が用いられたりする。奥谷ら (1987)の欧文部分では、Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ≒Ⅳのようにローマ数字をコンマで区切って表記される。FAO (2005)では、用語集にはⅣ>Ⅲ>Ⅱ>Ⅰのようにローマ数字および不等号で例示されているが、本文中では、Ⅳ, Ⅲ, Ⅱ, Ⅰのように奥谷ら (1987)の欧文と同じ表記や3, 4, 2, 1のように算用数字とコンマを使った表記、3:2:1=4のような表記が見られる。
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