第4楽章 荘厳に(Feierlich)
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「交響曲第3番 (シューマン)」の記事における「第4楽章 荘厳に(Feierlich)」の解説
楽譜の調記号は変ホ長調だが、実際の響きは変ホ短調。4/4拍子。 当初「厳かな式典の伴奏のような性格で」と記され、ケルンでの枢機卿就任式の儀式の雰囲気を模したことが認められる。金管がコラール風の息の長い旋律を示し、これがカノン風に繰り返される。そこから派生した低弦の動きのある短い動機が加わり、再び初めの旋律に戻るという、ほぼ3つの部分で構成されている。この楽章の素材が次の楽章でも活躍することから、フィナーレへの序奏としての性格も持っていると考えられる。
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