第3楽章 Molto allegro ハ短調~ハ長調 2/4拍子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 14:23 UTC 版)
「ピアノ協奏曲第3番 (ベートーヴェン)」の記事における「第3楽章 Molto allegro ハ短調~ハ長調 2/4拍子」の解説
ロンド形式。属七の和音で始まるハ短調のトルコ風リズムを刻むロンド主題が繰り返し提示された後、ファンファーレのような管楽器に導かれて変ホ長調の副主題が現れる。ロンド主題の復帰前にはピアノ独奏の走句が見られる。中間部では、変イ長調の穏やかな主題が現れ、ロンド主題の再現の後でハ長調に転じ、副主題の再現が行われる。変ニ長調でロンド主題が軽く回想された後、オーケストラのトゥッティで劇的な盛り上がりを見せ、独奏ピアノによりプレスティッシモで華麗なパッセージが演奏された後、コーダに入って6/8拍子に転じ、Prestoとなり管弦楽の強奏によりハ長調で喜ばしく終わる。このコーダは急速なテンポのなかでの分散オクターブなど至難なテクニックが要求され演奏至難である。
※この「第3楽章 Molto allegro ハ短調~ハ長調 2/4拍子」の解説は、「ピアノ協奏曲第3番 (ベートーヴェン)」の解説の一部です。
「第3楽章 Molto allegro ハ短調~ハ長調 2/4拍子」を含む「ピアノ協奏曲第3番 (ベートーヴェン)」の記事については、「ピアノ協奏曲第3番 (ベートーヴェン)」の概要を参照ください。
- 第3楽章 Molto allegro ハ短調~ハ長調 2/4拍子のページへのリンク