第26回日中外相会談での妥協
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 04:53 UTC 版)
「添了麻煩」の記事における「第26回日中外相会談での妥協」の解説
大平外相は「文言を変えてもいい」と中国側に大きく譲歩した。大平は以下の案を姫鵬飛外相に示した。 「過去、戦争によってもたらされた苦しみと損害に対して深く反省の意を表明する」 しかし姫外相は「苦しみ」を削除し、「責任」を追加。 「日本側が過去、戦争によってもたらした重大な損害の責任を深く反省する」 としたが大平は「責任」とは何の責任かと姫に問い、姫は「損害を与えた責任」と反論。日本側はこれに「痛感」の言葉を加えることで、「責任」という表現を受け入れた。 「日本側は過去において、日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えた責任を痛感し、深く反省する」 というのが最終案となり、日中共同声明に盛り込まれた。
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