第2番 ニ短調 BWV1008
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「無伴奏チェロ組曲」の記事における「第2番 ニ短調 BWV1008」の解説
チェロのA弦(音域がいちばん高い弦)を低くGに調弦して弾くことを前提に楽譜が書かれている。このような手法をスコルダトゥーラという。 無伴奏リュート組曲第3番BWV995は調を除いてこれと同一の曲である(ト短調)。これはバッハ自身の編曲で自筆譜も残っており、アンナ・マグダレーナ・バッハの写譜のくせを知るのにも重要な手がかりである。 前奏曲 2分の2拍子-8分の3拍子。フランス風序曲の様式で書かれていて、大きく2つの部分に分かれる。前半は重々しく即興的。後半にはいると、新たな主題がフガートのように多声的に展開され、最後にハ長調の主和音で結ばれる。 アルマンド 二部形式、2分の2拍子。 クーラント 二部形式、2分の3拍子。 サラバンド 二部形式、4分の3拍子。 ガヴォット I/II(Gavotte I/II) 三部形式、2分の2拍子。 ジーグ 二部形式、8分の3拍子。
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