第2曲「村の居酒屋での踊り」
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「レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード」の記事における「第2曲「村の居酒屋での踊り」」の解説
「ファウストとメフィストフェレスは、農民たちが踊り集う居酒屋に現れる。楽士からヴァイオリンを取り上げたメフィストは、憑かれたかのように弾き始め、農民たちを陶酔のなかに引き込む。ファウストは黒髪の踊り子を抱いて星の夜へと連れ出し、森の中に入ってゆく。開いた戸から、夜鳴き鶯の鳴き声が聞こえてくる。」 曲はメフィストが狂ったようにヴァイオリンを奏でるのを示す激しい動きの第一主題と、ファウストと少女を示す第二主題からなる。不吉な鶯の声がフルートで示されると、管の第一主題と弦の第二主題が対位法的に組み合わされるが、次第におさまり、フルート、次いでハープの妖美なカデンツァとなる。その後は狂乱の内にエンディングを迎えるが、リストはより静かな結尾も書いており、そちらのほうがレーナウの趣旨に添っているとも言われる(ライナー、コンロンらが後者を録音している)。
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