第1楽章 トッカータ、アレグロ・モデラート - ラルガメンテ - カデンツァ
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「ピアノ協奏曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)」の記事における「第1楽章 トッカータ、アレグロ・モデラート - ラルガメンテ - カデンツァ」の解説
曲は管弦楽が脅かすような上昇音型の主題を奏でるのに対し、ソリストが推進力のある精力的な音楽を弾いて開始される。その後、速度をあげてスケルツォのような調子の部分をピアノとオーケストラが協奏して、開始部との対比を出す。この2つの部分は第1楽章を通じて基本となるものであり、それはまるで伝統的な独奏と管弦楽の対話が2つの趣の異なる音楽同士の対話に一般化され、取って代わられたかのようである。楽章のクライマックスでは、簡素ながらも雷鳴のごときピアノのソロにフルオーケストラが加わるが、そこでオーケストラは突如静まってピアノだけが残る。ピアノの短い、抒情的なカデンツァが奏でられた後、曲は休憩をはさまず緩徐楽章へと続く。
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