第三書簡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 05:25 UTC 版)
| プラトンの著作 (プラトン全集) |
|---|
| 初期 |
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| 初期(過渡期) |
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| 中期 |
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| 後期 |
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| 偽書及びその論争がある書 |
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『第三書簡』(だいさんしょかん、希: Ἐπιστολή γ'、羅: Epistula III、英: Epistle III, Third Epistle, Third Letter)は、プラトンの『書簡集』中の書簡の1つ。
概要
紀元前357年、プラトンが70歳頃、ディオニュシオス2世に対して宛てた書簡であり、ディオニュシオス2世がプラトンに対する偽りの風聞(ディオニュシオス2世自身が、僭主制から王制へと転換しようとしたのに、プラトンに止められた等)を人づてに聞き、そのような事実が無かったことを、ディオニュシオス2世に確認する内容となっている。
同年、ディオン達がシュラクサイを占拠した報を受けて、プラトンが彼らを支援すべく、シュラクサイ市民の感情をディオニュシオス2世やその裏で暗躍するピリストス一派から引き離すために、公に公開することを意識して書いた、公開書簡だったと考えられる[1]。
内容
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訳書
脚注
- ^ 『プラトン全集14』岩波書店p238-239
関連項目
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