符号化文字集合、文字符号化方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 12:38 UTC 版)
「文字コード」の記事における「符号化文字集合、文字符号化方式」の解説
文字コードを、以下の2段階に区別する場合がある。 符号化文字集合(CCS) 文字と一意に振られた番号のペアの集合。 文字符号化方式(CES) 文字に振られた番号をバイト表現に変換する方法。 「符号化文字集合」や「文字符号化方式」といった用語は標準化団体によっても定義が異なるため、「これは符号化文字集合だ、いや文字符号化方式だ」といった議論は意味をなさないことがある。元来、文字コードは文字の集合の各文字に直接一意なバイト表現を割り当てただけのシンプルなものだったが、JIS X 0208というひとつの文字集合に対してISO-2022-JP、EUC-JP、Shift_JISなど複数の符号化方式が存在するようになってきたり、逆に複数の文字集合を切り替えて使うISO-2022-JPやEUC-JPといった符号化方式が用いられるようになってきたため、「符号化文字集合」と「文字符号化方式」とを区別するようになったと考えられる。 両者の区分はIETFでは用いられる一方、ISO/IECやJISでは「文字符号化方式」を「符号化文字集合の構造」あるいは「文字符号の構造及び拡張法」として規定している。
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