競技スタイルとは? わかりやすく解説

競技スタイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 09:02 UTC 版)

猪谷千春」の記事における「競技スタイル」の解説

第二次世界大戦直後日本には、外国スキー技術情報伝わってきていなかったため、猪谷は父・六合と共に独自にスピードの出る滑り方を研究していた。例えば、ターンの際の体重移動について、当時日本では曲がる側の足に体重をかけ、上体も曲がる側に捻るようにするのが定石とされていたが、猪谷はその体重移動ではスキー板後部にずれが生じることを発見した猪谷そのようなずれによる遅れを防止するため、敢えて、曲がる側と逆側の足に体重をかけ、上体も曲がる側には捻らず逆側に残したままにしておく方法開発したオスロオリンピック出場した猪谷は、欧州強豪選手らも同じ体重移動行っていることを発見し自分たちの研究誤りはなかったと自信を持つに至っている。 その後ターン技術磨きコルチナダンペッツォオリンピック出場の頃には、世界トップクラスターン技術有していると称されるに至る。このようなターン技術の高さから、回転競技を得意としており、アーデルボーデンでのワールドカップ金メダルコルチナダンペッツォオリンピック銀メダルバート・ガスタインでの世界選手権銅メダルの他にも、1954年コロラド州アスペンでの全米大会で優勝1955年から1957年までNCAA Skiing Championshipsの回転競技部門三連覇するなどの功績残している。

※この「競技スタイル」の解説は、「猪谷千春」の解説の一部です。
「競技スタイル」を含む「猪谷千春」の記事については、「猪谷千春」の概要を参照ください。

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