空気汚染

原子力防災基礎用語集

空気汚染

放射性物質の中にはガス状のものや揮発性のものがあり、また微粒子状のものが、空気中に拡散することもある。空気中にこれらの放射性物質が浮遊している状態を空気汚染という。内部被ばくの原因としては汚染空気の呼吸によるものが最も重要である。したがって原子力施設等の災害で汚染空気が施設外へ放出された場合あるいは汚染のある作業環境では、防護マスクや防護服の着用が必要である。 汚染量は放射性物質濃度（ Bq/cm3 ）で示され、測定は、ガスモニタ、ダストモニタなどによる放射能濃度測定、あるいはダストサンプラで試料採取後の放射能濃度測定によって行う。