空手而歸的賊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 23:15 UTC 版)
第2回浮文誌新人賞優秀賞受賞作。疑難雑症事務所シリーズ(疑難雜症事務所系列)の第4作。シャーロック・ホームズ譚に倣った短編としては「紅花楼之謎」に続いて2作目。作者によると、論理的な推理の部分は比較的少なめで、その代りに冒険要素を入れたという。 あらすじ ある日、徐世彪の家に何者かが侵入した。家には万全なセキュリティ。そして、家の前は学校があり人通りが絶えない。そんな徐の家に、「賊」は白昼堂々侵入したのだ。しかし、金目のものに手をつけられた形跡はなく、唯一の異変は、徐の父親の骨壺が入った箱が開けられていたことだった。果たして、侵入者の目的は徐の父親を汚すことだったのか。なぜ「賊」は手ぶらで帰った(空手而帰)のか。
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