空中で回す独楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/29 13:10 UTC 版)
日本における一般の印象では独楽は基盤の上で回すものである。しかし、そうでないものもいくつか知られる。空中ゴマやディアボロ、あるいはちょん掛けゴマなどはヒモの上で回す独楽である。 もう一つ、空中で回すものに、細い棒の先で回す独楽がある。皿回しを考えてもらえば分かりやすいと思う。皿回しもある意味で独楽であるが、同じような姿で回す、独楽として作られたものがある。九州の皿ゴマなどが代表である。形は円盤型で中央から上に軸が伸びるので、上から見れば普通の独楽であるが、裏返すと中央がくぼんでいる。回す時は、先のとがった細い棒や竹ひごの上にこのくぼみを当てるように独楽を乗せ、上の軸をつまんで捻って回す。竹ひごを揺すりながら回る。 この型の独楽には重心の位置で大きく二つに分かれる。一つは支点より上に重心がくる型で、裏側のくぼみは浅い。回転が止まると棒の上から落ちる。落ちてしまわないように、裏面中央のくぼみ周辺に、棒の先端が引っかかるように溝が作られている。もう一つは支点より重心が下にくる型で、裏側のくぼみは深い。回転が止まっても棒の先に乗ったままになる。
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