空っぽな空間の所有権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 11:15 UTC 版)
「地球外の不動産」の記事における「空っぽな空間の所有権」の解説
空っぽな空間の所有権については、他の天体における土地の所有権とはまた違った問題だと考えられる。なぜならば空虚であること、その領域を定義すること、そしてその中にあるものすべてを保持することは困難だからである。宇宙条約によれば、宇宙空間は全人類のための空間としており、事実上、任意の空っぽな空間の個人的な保有を禁止している。 現実に生じている所有権問題としては、静止軌道における人工衛星への割り当てがある。これは国際電気通信連合によって管理されている。1976年に赤道直下の国々を集め開かれた協議において8カ国が署名した「第1回赤道諸国会合宣言」(ボゴタ宣言(英語版))は調印した国々の上空に横たわっている静止軌道について主権を行使しようとする試みである。これらの主張は国際的な支持や承認を得られず、その後大部分が放棄された。
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