税率の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 18:36 UTC 版)
比例税率 課税標準と税額が常に一定の割合で定められる税率。 主に納税義務者の担税力を基準としない租税について用いられる税率である。 差率税率 課税標準の大きさに応じて税額の割合が変化するように定められる税率。逆進税率 課税標準が大きくなるに従い、税率が低くなるように定められる税率。 日本では逆進税率を定めた租税は無いが、消費税は多くの税収を得ようと生活必需品・準生活必需品に課税の対象を広げると税負担が逆進的になるとされる。 累進税率 課税標準が大きくなるに従い、税率が高くなるように定められる税率。 主に納税義務者の担税力を基準とする租税について用いられる税率である。単純累進税率(全額累進税率) 課税標準の全体に対して1つの比率を適用する税率。 超過累進税率 課税標準をいくつかの段階に区分し、課税標準が上の段階に進む(課税標準が一定額を超える)に従って、その進んだ(超えた)部分に対して順次高い比率を適用する税率。段階税率(限界税率) 超過累進税率において、各段階ごとに適用される税率。 平均税率 超過累進税率において、課税標準と各段階ごとに適用される税率を適用して得られた税額との割合。 実効税率 租税特別措置法等の優遇措置の適用がなかった場合の課税標準と、それらの優遇措置の適用を受けた場合の税額との割合。 優遇措置によって税負担がどの程度軽減されたかを測定するための目安として用いられるが、上記の「平均税率」と同義で用いられる場合もある。
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