移行期・急性期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:15 UTC 版)
慢性期にはきわめて有効であったイマチニブも、移行期においては4年生存率は45%まで低下する。一方、第2世代チロシンキナーゼの成績は、ニロチニブで1年の全生存率は79%、ダサチニブで3年の全生存率は82%である。ただし同期間の無増悪生存率は低く(73%と66%)、生存曲線も平坦化していない。 急性期においては、イマチニブ単独での1年全生存率は22%しかない。ニロチニブで20%前後の寛解を得たと報告されている(生存率は記載なし)が、ニロチニブは日本では急性期に対する適応は無い。ダサチニブは適応があるが、単剤での全生存中央値は骨髄球系で11.8か月、リンパ球系で5.3か月である。
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