禅林寺 (海南市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 23:54 UTC 版)
禅林寺 | |
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所在地 | 和歌山県海南市幡川424 |
山号 | 幡川山 |
院号 | 薬師院 |
宗旨 | 古義真言宗 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 薬師如来(県指定有形文化財) |
開山 | 伝・為光 |
中興 | 秀慶 |
正式名 | 幡川山 薬師院 禅林寺 |
別称 | 幡川のお薬師さん |
札所等 |
西国薬師四十九霊場第12番 紀伊之国十三仏霊場第7番 高野長峰霊場第1番 ぼけよけ二十四地蔵尊霊場第3番 |
文化財 | 塑造薬師如来坐像、禅林寺文書1括(県指定有形文化財) |
公式サイト | 西国四十九薬師霊場会 禅林寺 |
禅林寺(ぜんりんじ)は、和歌山県海南市幡川にある高野山真言宗の寺院。山号は幡川山。本尊は薬師如来。
歴史
当寺は、唐の青龍寺の僧・為光上人が聖武天皇より当地を賜ると、天皇の勅願所として創建されたという[1]。
創建当時は七堂伽藍の寺院であったが、建武年間(1334年 - 1338年)以前に金堂以下が焼失している[1]。
後に再建されるが、天正13年(1585年)の豊臣秀吉による紀州征伐の兵火に掛かって焼失し、広大な寺領も全て没収された[1]。
その後、塔頭・中之坊の秀慶法印によって中興された。その際、秀慶は新たな本尊を求めていたところ、桧前の山頂から為光が招来した七仏の一体の頭部を発見した。秀慶はその頭部に合わせて塑像として体部を制作し、新たな本尊とした。それが現在の本尊・薬師如来坐像であるという[1]。
境内
文化財
和歌山県指定有形文化財
前後の札所
- 西国薬師四十九霊場
- 11 高室院 - 12 禅林寺 - 13 弘川寺
- 紀伊之国十三仏霊場
- 6 慈尊院 - 7 禅林寺 - 8 興国寺
- 高野長峰霊場
- 1 禅林寺 - 2 蓮花寺
- ぼけよけ二十四地蔵尊霊場
- 2 高野寺 - 3 禅林寺 - 4 得生寺
所在地
- 和歌山県海南市幡川424
アクセス
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d 西国四十九薬師霊場会 禅林寺
外部リンク
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